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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/05/19

【山梨】県富士東部建設16年度主要事業 大常木トンネルで舗装工 

 県富士・東部建設事務所(高井達也所長)は、2016年度の主要事業をまとめた。
 道路事業では、▽国道139号上和田バイパス、▽国道411号大常木U期バイパス、▽県道四日市場上野原線、▽高畑谷村停車場線−などの整備を行う。
 河川砂防事業については、中村沢砂防堰堤や藤尾地区地すべり対策を進める。
 「安全で安心な住環境と地域創生に資する社会インフラ整備」をキーワードに、これらの事業を積極的に展開していく。

 16年度の主要事業は次のとおり。
■道路事業
 
 【国道139号上和田バイパス】
 大月市七保町瀬戸上和田地区の隘路区間を解消し、緊急輸送道路としての機能向上や生活道路としての利便性向上などを目的に整備する。
 全体計画はL1507m、W5・5m(総幅員7m)のうち、1号トンネル部がL104m、2号トンネルがL328m、1号橋L16m、2号橋44m。
 本年度は、整備区間内の盛土部の工事を進めながら、用地取得を行う。

 【国道411号大常木U期バイパス】
 北都留郡丹波山村大常木地区内にある、道路線形が悪く、法面及び路肩崩壊危険箇所が集中する区間の道路整備を行い、緊急輸送道路しての機能向上を図る。
 改良区間はL715m、W5・5m(総幅員7m)のうち、トンネル部がL656m。昨年度からトンネル掘削に着手する。
 本年度は11月ごろにもトンネル本体の工事が完了する予定で、引き続きトンネル舗装工事を実施する。来年度以降にトンネル内の防災設備工事を行う予定。

 【四日市場上野原線(新天神トンネル延伸区間)】
 上野原市内の旧町村間の円滑な住民交流を図ることを目的に、新天神トンネル完成後、延伸区間の市道田野入線との交差点改良工事、橋梁の新設工事などを実施する。
 改良区間はL445m(市道L154m、県道L291m)、W5・5m(総幅員7m)、鶴島橋L49m。
 本年度は、橋梁の床板工事を施工中で、隣接する道路の改良工事を予定する。
 
 【高畑谷村停車場線】
 都留市大幡から下谷を結ぶ全長L3400mの宝バイパスのうち、2700mは供用済。残りの区間の改良工事に着手している。
 改良区間はL700m、W6・0m(総幅員11m)、新院辺橋がL90m、金井トンネル(仮称)がL344m。
 本年度は、現在橋梁部分を製作し、今後架設工事に着手する。

■河川砂防事業

  
 【中村沢砂防堰堤】
 渓流においては、大月市指定避難場所となる七保小学校および県道小和田猿橋線を土石流災害から保全するために現在、砂防堰堤を建設している。
 本年度は、整備を進めてきた本堤の前庭保護工を行い、事業の進捗を図る。

 【藤尾地区地すべり対策】
 上野原市西原藤尾で実施している地すべり対策事業で、上野原市道藤尾線、藤尾公民館および周辺民家を保全することが目的。
 現在対策中の地すべりブロックについては、全体計画としてグラウンドアンカー工102本、吹付法枠工725u、水平ボーリング15本で計画する。
 本年度は、グラウンドアンカー18本、吹付法枠工550uを整備する予定。