秋田県能代港湾事務所は、能代港第2灰捨場護岸建設事業に関し、南側護岸3件と西側護岸1件を来月6日に開札する。消波工の撤去・据え付、捨石工、ケーソン据付などを実施する。今年度は鉛直遮水壁にも着手を予定しており、発注方法と時期の検討を進めている。
同事業は、能代火力発電所から発生する石炭灰の埋めけ立て処分場を整備するもの。処分場は全体面積が27.72ha(880m×315m)、埋め立て面積は20ha規模。
鉛直遮水壁については、29億8,000万円(28年度当初11億9,000万円、29年度債務負担行為17億9,000万円)の事業費で推進する。設置工事は延長860m(鋼矢板L15.5〜20.5m)の規模。現時点では、資材調達と打込を一括で発注する方針で、今年度は資材調達を行い、平成29年度で矢板打込などを予定している。
提供:秋田建設工業新聞社