日刊建設工業新聞
2016/05/19
【鳥取】県土整備部 実質16年度予算固める 5月補正案50億円
県土整備部は18日、総額50億円規模の「5月補正」予算案をまとめ、県議会主要各会派に説明した。補正の中身は国の認証増に伴うものが大半を占め、補正後の同部予算は464億9800万円。2016年度の実質予算が固まった。
同部の説明によると、前年度6月補正後の予算465億8000万円とほぼ同額を確保した。今後、5月30日開会予定の5月定例会(〜6月17日)に提案する。
5月補正は国の認証額ベースで県当初予算に上積み。一般公共は35億3300万円を追加する。道路事業では地域高規格道路3路線に3億9900万円を補正。補正後の予算は岩美道路が14億7500万円、倉吉関金道路が7億0200万円、江府道路が2億8000万円となる。
このほか橋梁補修64カ所に11億5600万円、通学路安全対策38カ所に3億5800万円、舗装補修など構造物修繕60カ所に3億8500万円を盛り込んだ。
単県公共は6765万円を追加する。砂防事業は山田地区(三朝町)など単県急傾斜地2カ所の工事と調査、下土居地区(若桜町吉川)の詳細設計などに4654万円。治山事業は新規事業化調査2カ所(三徳地区、米里地区に600万円)のほか、維持修繕3カ所など計1680万円を補正する。
5月補正案の主な内容は次の通り。
※一般公共事業35億3300万円(補正後269億0600万円)
▽道路橋りょう事業=27億0300万円(岩美道路、倉吉関金道路、江府道路など)。
▽街路事業=2000万円(上井羽合線)。
▽河川事業=1億0900万円(由良川、日野川、精進川)。
▽砂防事業=4億5700万円(赤松川、樋ノ谷川、稗谷川、宮ノ谷川、大江A地区、山田地区など)。
▽治山事業=2億4200万円(田原谷地区、吉田地区、赤波地区、下西谷地区など)。
※一般直轄事業14億1200万円(補正後61億2900万円)
▽道路13億4300万円、河川750万円減、海岸2300万円、砂防5300万円の直轄負担額。
※単県公共事業6765万円(補正後90億8200万円)
▽砂防事業=4654万円(下土居地区など)。
▽土木総務費=431万円。
▽治山事業=1680万円(三徳地区、米里地区など)。