日本工業経済新聞社(山梨)
2016/05/18
【山梨】八幡南〜岩手で改良進め供用へ 新環状・西関東道路の事業概要
県新環状・西関東道路建設事務所(樋口有恒所長)は2016年度の事業概要をまとめた。13年度に事業化した新山梨環状道路(東部区間T期)、14年度に事業化した同U期、および08年度からの継続事業である西関東連絡道路(甲府山梨道路U期)を主要事業に掲げた。西関東連絡道路については、本年度約7億7000万円を投じ、八幡南ランプから岩手ランプ交差点までの改良工事を推進し、年度内の供用開始を目指している。
同事務所の事業概要は次のとおり。
【新山梨環状道路東部区間:甲府市西下条町〜笛吹市石和町】
東部区間約7qのうち、既に供用している南部区間を延伸する形で甲府市西下条町〜同落合町間1・6qを13年度に事業化。本年度は、約8億円の予算を確保し、引き続き用地取得を図るとともに蛭沢川を渡る橋梁の工事を進める。
残る5・5q(甲府市落合町〜笛吹市石和町間)についても、14年度にU期として事業化。今年度は約5億円の予算を確保し、地元の合意形成などを積極的に進め、速やかに工事着手できるよう地元の意見を踏まえながら、測量・調査に基づき道路設計を進めていく。
【西関東連絡道路(甲府山梨道路U期):山梨市万力〜東】
昨年度までに用地買収は97%完了。本年度は山梨市北の荒神山トンネル舗装工事、および八幡南ランプから岩手ランプ交差点までの道路改良工事を鋭意進める予定であり、本年度の全線開通を目指している。