建通新聞社(神奈川)
2016/05/18
【神奈川】基本計画を確定へ ランズ計画研で調査 旧深谷通信所の跡地利用 横浜市
横浜市は米軍・旧深谷通信所の跡地利用に関わる基本計画を2016年度内に確定させる方針だ。ランズ計画研究所(横浜市西区)に委託した調査業務を通じ、導入施設をはじめとした整備の中身や概算工事費を検討・具体化。市民意見募集を経て成案をまとめる。
旧深谷通信所は14年6月30日に返還された泉区和泉町・中田町の面積77・4f(国有地100%)。「緑でつながる魅力的な円形空間」をテーマに掲げ、中心部から外側に向かって▽中央エリア(公園型墓地、見晴らしの丘など)▽スポーツ利用中心エリア(多目的スポーツ施設、野球場、サッカー場など)▽地域利用中心エリア(樹林地、農体験スペース、子どもの遊び場、野外ステージなど)▽外周道路(散策路、サイクリングコース、ジョギング・ランニングコースなど)―の配置・整備を検討している。
今回の業務では地元意見や庁内協議の結果を基に、15年度に検討した基本方針やゾーニング、導入施設、アクセス・動線、空間構成、整備水準などを見直した上で、跡地利用の基本計画図を作って各事業の概算工事費を算出する。17年3月24日を期限に作業を進める。
提供:建通新聞社