日本工業経済新聞社(山梨)
2016/05/17
【山梨】設計は同じ内容で 笛吹市2カ所の消防出張所
笛吹市が新規着手する消防署出張所庁舎整備は2カ所に再編することを決め、整備用地の選定・取得を進める。新出張所は同じ設計で対応する方針で、本年度中に設計を完了させ、来年度には建設に取り掛かりたい意向だ。
現状の出張所は春日居(春日居町)、中部(境川町)および東部(御坂町)に所在。建築から40年以上が経過し老朽化が著しい。このため、昨年度に適正配置の調査を実施し、これに従い新たな出張所を整備するもの。
計画では、春日居の機能は本部に集約し、境川町と一宮町において用地を選定して新たな施設を整備する。敷地は1400〜1600uが見込まれており、建物はRC造平屋延べ500u程度を想定。事務室のほかに、有事の際の避難場所にも活用できるコミュニティスペースを設ける考え。職員以外の駐車スペースとしては3台分を見込んでいる。
なお、2カ所の新出張所は同じ設計の建物を予定しているため、一括で発注し、工事も並行して進めていく考え。現出張所は移転後に解体し、用地は有効活用していくとしている。