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日刊建設工業新聞
2016/05/17

【鳥取】15年業務成績評定を県土整備部が集計 土木関係コンサル平均89・7点

 県土整備部は16日、2015年(1−12月)に評定を終えた「測量等業務」4業種の成績をまとめた。土木関係建設コンサルタント(設計業務)の平均は89・7点で、前年14年を0・4ポイント上回り、集計を始めた10年以降5年連続して上昇した。また、測量業務、地質調査、補償関係コンサルタントの各平均値も前年から伸びた。
 評定は委託設計金額100万円を上回る業務が対象。15年の全体件数は521件で、国の経済対策で業務量が急増した前年729件に比べ200件あまり少なかった。
 業種別の平均値は▽測量90・4点(前年89・9点)▽地質91・8点(同90・3点)▽補償コン91・3点(同90・8点)▽土木関係コン89・7点(同89・3点)。全業種にわたって上昇傾向が続いている。また、土木関係コン以外の平均点が90点台に乗った。
 土木関係コンの事務所別では、米子が90・5点で前年に引き続きトップ。次いで中部90・2点、日野89・7点。従来、指摘されてきた事務所間のばらつきは、米子と最も低かった鳥取(89・2点)の差は1・3点で、前年(米子と八頭の差、2・9点)よりも開きが縮小した。
 同部によると、14年度から評定マニュアルの部内研修を開いていると説明。各事務所の課長補佐や係長らによる評定者が出席しており、「今後も評定方法の均一化に努めていきたい」(技術企画課)と話している。
 成績評定をめぐっては、土木関係コンの「簡便型総合評価」で会社と配置技術者の実績に評価されるほか、昨年度からは優良業務表彰制度が創設され、注目度が高まっている。