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建通新聞社(神奈川)
2016/05/16

【神奈川】汚泥焼却を分離、5年から6年に延長 6〜11月に入札手続き 北部汚泥資源化センター「包括的管理委託」更新 横浜市環境創造局

 横浜市環境創造局は北部汚泥資源化センター(鶴見区)の包括的管理委託を更新するため、6月上旬〜11月下旬に総合評価一般競争入札の手続きを進めて事業者を決める。今回の委託では管理内容のうち汚泥の焼却を切り離すとともに、期間を現行の5年間(2012年4月〜17年3月)から6年間(17年4月〜23年3月)に延ばす。5月23日〜27日に現場説明会を開く。
 北部汚泥資源化センターは鶴見区末広町1ノ6ノ1にあり、市北部方面の水再生センター5カ所(都筑、港北、神奈川、北部第一、北部第二)から送られてくる汚泥を日量1万2500立方bの能力で処理している。包括的管理委託の事業者は08〜11年度の1期・4年間がJFE環境サービス、12〜16年度の2期・5年間がJFE環境サービス・JFEエンジニアリングJV。
 3期目となる今回の管理内容は▽汚泥の濃縮・消化・脱水▽分離液の処理、分離液処理水の北部第二水再生センターへの返送▽50号消化ガス発電などへの消化ガス供給―で、2期目に含めていた汚泥の焼却を切り離し、別途に汚泥の燃料化や改良土の製造を手掛けるPFI事業へ移行させる。
 総合評価一般競争の手続きでは、有識者で組織する下水道事業経営研究会包括的管理委託検討部会(部会長・長岡裕東京都市大学教授)が技術提案を審査する。
 なお、2期目の入札手続き(11年度)に際してJFE環境サービスJVは51億4200万円で応札。技術提案の評価を含め1037・5点(1100点満点)を獲得して落札候補者になっていた。
 提供:建通新聞社