桑名市は、大山田東小学校校舎棟の増築に向け、建築工事に各設備工事を一括にした建設工事の入札を、遅くても2017年1月末までに公告する。3月末までに施工者との契約を済ませる考え。
さらに、建設予定地にある旧大山田東幼稚園の撤去工事の入札を12月までに公告し、17年3月末までに施工者を決める。17年度から撤去工事に着手する計画だ。
市は、16年度の当初予算に旧大山田東幼稚園の撤去工事費と小学校校舎棟増築工事費とを合わせ、約2億9874万円を計上している。17年度は増築工事費として約4億2500万円を計上する見込み。総事業費は約7億7800万円となる見通しだ。
増築する校舎棟は、既設校舎の東側にある旧大山田東幼稚園の園舎(鉄骨造平屋約460平方b)を解体し、その跡地に建設する。増築規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1500平方b。詳細は設計作業の中で詰める。
新校舎棟の基本・実施設計を東畑建築事務所名古屋事務所(名古屋市中村区)に委託し、10月31日の納期で進めている。
同校では児童数が増加傾向にあり、グラウンドに仮設のプレハブ校舎を建設し対応している。しかし、プレハブ校舎の老朽化が進み、今後も児童数の増加が見込まれているため新校舎棟を建設する。既存のプレハブ校舎は、新校舎棟の完成後に解体撤去する。
同校の所在地は筒尾8ノ11ノ1。
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建通新聞社