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建設経済新聞社
2016/05/16

【京都】2億円かけ上玉川橋架替え 仮橋、下部工などに着手

 京都府は、架設後60年以上が経過した井手町井手の上玉川橋を架け替える。
 全体計画によると、事業期間は28〜30年度の3年間。事業延長は0・2q、幅員は5・5m(9・5m)。事業費は約2億円を見込む。
 28年度は5000万円の予算を計上し、仮橋工、撤去工、橋梁下部工に着手する。
 山城北土木事務所は、主要地方道上狛城陽線の上玉川橋について、26年度に地質調査(担当はソーゴーギケン)と橋梁予備設計、既設橋梁撤去検討、平面交差点設計(担当は綜合技術コンサルタント)を実施。27年度には橋梁架け替えに向けた詳細設計(担当は綜合技術コンサルタント)を進めた。
 設計概要によると、架け替え橋梁は2車線・片側歩道で、橋長21・60m、有効幅員9・50m(歩道2・50m+車道7・00m)、橋梁全幅10・50mで検討。コンクリート上部工(PC)プレテンションホロー桁橋、橋台工(逆T式橋台)2基、橋台基礎工(場所打杭)2基。
 現橋は本線橋(昭和30年3月架設)が橋長18・60m、有効幅員5・00m。上部工は鋼単純非合成I桁(下路橋)、下部工は重力式橋台、基礎工は直接基礎。添架物は上流側にNTT管4条、下流側に水道管(φ160)。横断歩道橋(昭和45年3月架設)が橋長18・60m、有効幅員1・50m。上部工は鋼単純I桁、下部工は重力式橋台、基礎工は直接基礎。
 老朽化橋梁の架け替えにより、災害時の道路の信頼性が高まるとともに、大型車の離合がしやすくなり車両交通の安全性が向上する。また名水百選「井手の玉川」のイメージアップも期待される。
 なお井手町は、27年度事業で上玉川橋水管橋新設等設計(担当はキクチコンサルタント)を実施した。