日本工業経済新聞社(山梨)
2016/05/13
【山梨】海洋センター修繕で助成決定 甲斐市のプールと屋根で防水工
甲斐市は12日、双葉B&G海洋センター修繕にあたり、B&G財団から助成決定書が授与された。プール塗装など12月に着工し、来年のシーズンにはリニューアルオープンとなる運びだ。
授与式には、市側からは保坂武市長が、財団からは古山透常務理事が出席。見込まれる工事費1540万7970円に対して1000万円を助成する決定書が、古山常務理事から保坂市長に手渡された。
工事は、経年劣化により塗装の剥離が見られるプール缶体全面に防水シートを施すとともに、管理棟の屋根において防水加工の改修を行うもの。プールは25m(6コース)と子ども用の両方で実施する。施設が閉館となる12月から工事に取り組み、年度内に完成。来年4月からの新装オープンを目指している。予算は9月補正での対応が考えられている。
式の冒頭、古山常務理事からは「申請を受けた67センター(77施設)のうち36センター(37施設)への助成を決めた。授与式は金額1000万円を超える26カ所で実施している」など、決定までの経緯が説明されるとともに、リニューアルオープンの式典開催と住民交流の場としての活用が要望された。
これに対し保坂市長は、助成決定の感謝を述べるとともに「2006年には第1回目の助成で大規模な改修を行ったが、10年が経過し改修が急務となった。安心して市民に利用されるよう努めていきたい」と抱負を語った。