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建通新聞社
2016/05/13

【大阪】直轄初技術提案・交渉方式 工事規模85億

国土交通省近畿地方整備局は、直轄事業では初となる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)により、「国道2号淀川大橋床版取替他工事」の公募型プロポーザル方式を5月13日付で公示する。申請書を5月16日〜6月3日、技術提案書と見積書を6月27日〜7月15日に受け付ける。
 同方式では、まず優先交渉権者を選定し、設計業務を契約。その後、発注者と優先交渉権者との間で締結する基本協定に基づき価格交渉を実施し、成立した場合、建設工事について契約する。設計業務は約2000万円、建設工事は約85億円の規模を見込む。WTO適用案件となる。
 主な参加要件は、▽単体か特定JV▽鋼橋上部工事▽単体・特定JVのうちの1社は、土木関係建設コンサルタント業務の認定を受けている▽施工実績―など。
 技術提案の基本コンセプトは、「施工設計」と「維持管理保全設計」。施工方法・施工手順を考慮し、維持管理保全を意識した実施設計を求める。
 技術提案の評価基準と配点は、床版撤去時および完成後の橋の構造体としての安全性を確保する提案に120点、交通規制期間短縮に向けた提案に60点、維持管理費の低減や維持管理の効率化に資する提案に60点の合計240点。評価点の最も高い者を優先交渉権者として選定する。
 淀川大橋は1926年(大正15年)に架設。老朽化が著しく、床版取り換えを基本に更新整備し、耐震性の向上を図る。橋長は724b。歩道と対面交通を常時確保しながら工事を行う。
 工事延長は1160b。工場製作工4800d、床版撤去6000立方b、鋼床版設置1万5000平方b、アスファルト舗装工1万2000平方bなど。
 設計業務の納期は12月20日。工期は2020年3月31日。

提供:建通新聞社