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建通新聞社(中部)
2016/05/18

【愛知】名鉄豊田市駅周辺整備実行計画作成へ 豊田市

 豊田市は、名鉄豊田市駅周辺整備の指針となる「都心環境計画」のうち、具体的な整備に向けた実行計画の作成に着手した。中央コンサルタンツ(名古屋市西区)に業務を委託、9月30日を履行期限として計画の細分化を図る。
 豊田市駅周辺整備では、名鉄豊田市駅を中心とする面積約196fを対象に、東口駅前広場整備や東西のペデストリアンデッキ整備、西側のバスターミナル集約化などさまざまな整備が計画されている。
 実行計画では、整備に伴う影響のほか、現在建設中の駅前通り北地区市街地再開発ビルや、ラグビーワールドカップの開催など時期的な要素を含め、各整備の施工スケジュールを検討する。合わせて、対象エリア内の自転車通行空間整備について設計を行い、駅周辺整備に影響のない範囲で2016年度内に一部工事を発注する方針。
 都心環境計画では、森と矢作川に育まれた祝祭・交流空間の創造を目指し@街を使う・体感するにぎわい交流拠点の創出A街に行く・回遊する交通拠点の形成B街を知る・発信する情報拠点の創出―を目標にしている。名鉄豊田市駅を中心にバスターミナルの集約化や駅前広場の再整備、ペデストリアンデッキの耐震補強の方向性などについてまとめた。
 同市は、都心環境計画を具現化させるため、16年度に空間デザイン基本計画を策定する。現在、準備作業となる空間デザイン検討業務を9月30日までの履行期限で日建設計シビル名古屋事務所(名古屋市中区)で進めており、完了後随意契約で空間デザイン基本計画策定に着手する。

提供:建通新聞社