日本工業経済新聞社(群馬)
2016/05/12
【群馬】前橋市が東部3地区の工事概要を明らかに
前橋市は、大胡、宮城、粕川の3地区における本年度の道路改良事業の概要を明らかにした。いずれも新市建設計画に基づくもので、工事は大胡で1件、宮城で1件、粕川で2件の計4件を計画。発注は、いずれも第2四半期中を予定している。このうち、大胡地区の大胡1号線では、L160mの拡幅工事を実施する。
大胡地区では、市道大胡1号線(北)の1路線でのみ工事を計画。本年度は、前年度までの工事区間からさらにL160mを拡幅する。
同線では、滝窪町、横沢町地内を通るふるさと農道から北に向かい、県道四ツ塚原之郷前橋線までのL1200mをW6mからW10m(片側歩道2・5m)に拡幅する。本年度以降は、L400mで工事を計画している。
このほかの路線では、市道大胡110号線のうち、県道前橋大間々桐生線から県道藤岡大胡線までのL650mで拡幅を計画している。当初はW4・8mからW16m(両側歩道3・5m)への改良を予定していたが、その後の検討で車道部を縮小し、W14mに変更。本年度は、修正設計を委託し、用地買収を進めていく。なお、途中には大正用水を跨ぐ大茂木橋が架設されているが、L16mのボックスカルバートに架け替えを計画している。
宮城地区では、宮城133号線でL60mの工事を行う。同線は、大前田町を通る一般県道苗ヶ島飯土井線から粕川地区へ向かう路線で、L500mでW6mからW10m(片側歩道W2・5m)に拡幅する。本年度の完成を目指す。
粕川地区では、粕川3085号線ほか整備事業として2カ所で工事を行う。同事業は、途中県道大間々桐生線や上毛電鉄と交差しながら、複数路線にまたがったL2000mを、W6・5mから10m(片側歩道W2・5m)に拡幅するもの。
本年度は、大間々桐生線を起点に南へ走る市道粕川3023号線L90mで工事を行うほか、上毛電鉄と市道粕川4255号線が交差する踏切の拡幅も行う。
なお、上毛電鉄の改良については、同社へ工事を委託する。