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　データドック（東京都）はこのほど、長岡市内で計画する「エネルギー循環型データセンター」の建設について、設計・施工一括のコンペで５社程度に見積り依頼した。７月上旬を期限に提案を受け付け、下旬までに決定したい考えだ。
　計画によると、工事は全２期で進め、２期までを含めた提案を募る。１期は管理棟とサーバー棟（５００ラック／延べ約１万平方メートル）、２期ではサーバー棟（１５００ラック・延べ約１万２０００平方メートル）を建設する。免震構造を採用し、建屋の階数は２、３階程度（床耐荷重３トン／平方メートル）を想定。総投資額は４０億円から５０億円を見込んでおり、施工場所は中心市街地から離れた民有地（セキュリティ上の都合から非公表）でこのほど用地の売買契約が完了した。
　サーバの冷却に外気冷房と雪氷冷房を導入し、電気冷房を使わないことが最大の特徴。「外気と雪氷冷房による大幅な消費電力削減」と「廃棄エネルギー活用」を併用する今データセンターは、世界初の超高性能施設として期待される。１期工事は１１月の着工、１８年１月の稼働を予定している。
　概略設計はＮＣＲＩ（東京都）が担当。