鹿児島建設新聞
2016/05/12
【鹿児島】本県メガソーラー認定状況 6カ月連続で減
本県のメガソーラー認定件数(2015年12月末時点)は、前月比3件減の637件、出力は2585kw減の199万2317kwとなり、6カ月連続で減少となった。11月末時点と比べ運転開始件数は5件、出力は6920kw増加した。認定件数が減少した一方で、着実に整備が進んでいる現状が数字に現れた。
調査は、経済産業省九州経済産業局が12年7月開始からの再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)をまとめたことで判明。認定件数に対する運転開始は29%を占める185件。出力は19・1%の38万718kw。
市町村別での運転開始出力は、鹿児島市が15・1万kwで最多。次いで薩摩川内市12万kw、鹿屋市10・8万kw、霧島市9・8万kw、南九州市5・4万kw、日置市4・7万kw−など。
設備規模別の10kw未満は、鹿児島市の2万kwが最多。中規模の10kw以上1MW未満では鹿屋市5・4万kw、鹿児島市4・6万kw、霧島市4・5万kw。大規模の1MW以上が鹿児島市8・5万kw、鹿屋市4・9万kwと続く。
FIT認定件数は、太陽光全体で前月比398件増の5万8741件、出力は724kw減少し404万5963kw。そのうち運転開始は364件増の2万4562件(96万9332kw)となった。
このほかの発電設備の認定状況は、風力44件(運転開始7件)、中小水力12件(同7件)、地熱7件(同1件)、バイオマス6件(同3件)となっている。