日本工業経済新聞社(山梨)
2016/05/11
【山梨】県総合球技場構想の企画提案募集
県は、総合球技場整備の基本構想策定業務について企画提案の募集を開始した。業務では、施設の機能や規模、整備手法、運営方法、整備候補地などを調査・検討する。
主な参加資格は、県の物品等の資格があり、プライバシーマークの認定者で、類似業務の実績があることなど。
参加申請は5月20日まで、企画提案は5月31日まで受け付け、ヒアリング・プレゼンテーション審査を行い、評価が最も高い者を最優秀提案者に選定し、6月中旬ごろ特定する。
業務予算の上限は3784万1000円(税込み)。上限額は予定価格ではなく、企画内容の規模を示したもの。
具体的な業務内容は@県内球技場の現状と課題の整理A施設概要の検討(サッカーやラグビーなどの競技種目の選定、収容人数や施設規模、エコやバリアフリー、モデルプラン、整備費概算など)B建設候補地の検討(法令や利便性、駐車場などの適地評価)C事業化手法の検討D外部有識者などによる総合球技場検討委員会(仮称)の開催支援ーなど。基本構想は10月ごろに原案作成を見込んでいる。
総合球技場は、スポーツの振興や施設を活用した地域振興を図ろうと整備を構想。整備には多額の費用が掛かるため、施設の規模などを調査・検討して基本構想を策定することにした。
後藤斎知事は建設場所について、リニア新駅周辺の整備を目指し検討するとしている。2月の県議会所信表明では「交通の利便性が高く、本県を象徴する地域となる小瀬スポーツ公園周辺を含めたリニア駅の近郊への整備を目指し、リニア環境未来都市における施設として位置付けてまいりたい」と述べている。県の担当は総合政策部政策企画課。