日医工(本社・富山市総曲輪、田村友一社長)は10日、「2016年3月期決算・第7次中期経営計画説明会」を開き、滑川市内の富山第一工場内に新製剤棟を計画し、1・2期工事に分けて建設していくことを明らかにした。
第7次中期経営計画(16年4月―19年3月)の設備投資額は304億6000万円、研究開発費予定額が224億600万円。新製剤棟について田村社長は「当初、1期工事ですべて完成させる予定だったが、17年中ごろのシェア目標の状況を見ながら、2期に分けてさらに25億円を投資し、21年3月期までに210億錠の供給体制を築いていく」と述べた。建設規模など詳細は、今後詰めていく。ほかに、日医工ファーマテック静岡工場および富山第一工場で設備投資を実施する。
同計画では、基本戦略として国内GE市場内で15%シェア確立や185億錠供給体制確立などにより、世界トップ10入りへの基盤づくりを図る。17年3月期は売上高159億円、営業利益142億円、経常利益142億円を予想している。