大阪府住宅まちづくり部は、府営豊中新千里北住宅の建て替え事業で、第1期工事となる新棟2棟の建設工事を2016年度に発注する。新築規模は延べ約1万6000平方b、260戸。17年2月議会での承認を目指し、第3四半期に建築、電気、機械の一般競争入札をそれぞれ公告する方針だ。
豊中新千里北住宅は、全47棟、1312戸で構成している。現計画によると、このうち建て替え対象は20棟(中層耐火)、552戸。これらを集約し、鉄筋コンクリート造8〜11階建て住宅6棟、512戸に建て替える。建て替え後の住戸面積は約36〜72平方bで、部屋タイプは1DK〜4DK。
6棟の新築工事は3期に分けて進める計画。第1期工事では2棟を新築する。規模は1棟が鉄筋コンクリート造10階建て延べ9800平方b、153戸。もう1棟が同造8階建て延べ6400平方b、107戸。付帯施設は、集会所、自転車置き場、駐車場、電気室、受水槽・ポンプ室、防火水槽、ごみ置き場、外構。建設地は豊中市新千里北町3。
建築実施設計はアイ・エフ建築設計事務所(大阪市中央区)、設備実施設計は旭設備計画(同)が担当。
●既存住宅の解体工を順次発注
また、第1期新築工事に先立ち、既存住宅の解体工事を進めていく。解体予定全20棟のうち、16年度は8棟の解体を実施する。工事は4〜5件に分け、第1四半期から順次発注していく予定だ。1棟当たりの規模は鉄筋コンクリート造5階建て・15戸となっている。
提供:建通新聞社