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富岡市は本年度、市内の小中学校で補修工事を行う。当初予算には小学校分の経費７４３６万９０００円、中学校分１８１６万円を盛り込んだ。小、中計８校を対象に老朽化が進む設備を補修・更新するもので、防水工事やエアコン設置などを行う。工事は夏場を中心に実施する予定。このほか小中学校からの要望をまとめ、緊急性の高い箇所から順次対応する。
教育施設の耐震化が一段落したことから市は今後、傷んだ設備の補修に力を入れる。本年度補修を予定しているのは、丹生小、額部小、富岡小、妙義小、富岡中、西中、北中、南中の８校。
丹生小では屋上防水や特別教室のエアコン設置、倉庫などの移設を実施する。屋上防水は１３５０�uが対象。雨漏りが起きているため改修を急ぐ。エアコンは、理科室と図工室、家庭科室に設置する。普通教室はすでに設置が完了している。倉庫などの移設工事は、県道菅原一ノ宮線の拡幅に伴うもの。倉庫２棟とフェンス、石像、門扉などを移設する。同線拡幅工事の進捗を見ながら、９月中の発注を目指す。同校は１９８０年に建設された。
額部小では、校庭の整備とプールの防水工事を実施する。校庭は水たまりが目立つため土を入れ替え、排水設備の改良を行う計画だ。６月中に発注を行う。校庭の面積は４８００�u。プールは25ｍ×６コースで防水工事を行う。８月中の発注を目指す。
富岡小では、給水管と消火栓設備の改修工事を行う。６月中に発注する見通しだ。
妙義小では、１９７８年に建設された体育館の放送設備の更新工事を実施する。発注時期はまだ未定だ。
富岡中と西中、北中では美術室にエアコンを設置する。授業に支障が出ないように夏までに設置を終える。
南中では、北側にある駐車場の舗装工事と排水工事を実施する。駐車場の面積は６００�uで現在は砂利敷き。起伏があり降雨時に水たまりができるため、給食の運搬車などが通行するのに支障があるという。６月中の発注を見込む。
このほか市は各校からの要望をまとめ、緊急性の高い箇所から補修を実施していく方針。