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建通新聞社四国
2016/05/10

【愛媛】愛媛県 国体用特設プール 6〜7月にも発注

 愛媛県は、2017年開催のえひめ国体で水泳競技の会場となる特設プールを松山中央公園内の駐車場に建設するため、6〜7月にも発注する。事業費は16年度当初予算で1億1256万円と債務負担行為限度額7億4624万円の予算設定を行っている。建設地となる駐車場では盛土工も行われるが、プール本体工と一括発注されるもよう。
 プール槽の規模はステンレス製、50b×25b(10コース)、水深2b。付属施設として鉄骨造のプールサイドと観客席、機械操作室を整備。観客席は長椅子で一般席が1408席、選手・監督用席が680席程度。機械操作室が鉄骨造2階建て延べ130平方b。ろ過装置は3基。設計は大建設計大阪事務所(大阪市西区)が担当した。
 特設プールは、松山中央公園アクアパレットまつやま北側の駐車場約6000平方b(松山市有地)に国体競技施設として期間中のみ整備され、電光掲示板などはリースとなる。
 特設プールの建設工期は、16年10月から17年6月。水泳などの競技が17年9月10〜17日の日程で、他競技に先行して開催されるが、リハーサル大会(17年7月)での使用が計画されているため、17年6月中旬までの完成が見込まれている。
 また水泳競技終了後、17年9月から10月に解体・原形復旧に着手し他競技開催施設の駐車場として利用できるようにする。
 プール施設は国体終了後、内子町の内子運動公園水泳プールに移設・活用される。ろ過装置は特設プールに3基設置され、国体終了後は2基を内子運動公園水泳プール、1基を内子町営五十崎プールに移設する。

提供:建通新聞社