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日刊建設タイムズ社
2016/05/10

【千葉】二和川と駒込川改修を追加/県の河川整備社会資本整備計画変更

県の河川整備の推進(防災・安全)」「災害に強い千葉県の河川整備の推進(防災・安全)緊急対策」「千葉県における河川環境整備の推進」の3つについて第2回変更を行った。「防災・安全」では新たに鎌ヶ谷市の二和川と船橋市の駒込川の河川改修、「防災・安全緊急対策」では県が市川市で実施する特定構造物改築事業(高谷川排水機場)、「河川環境の整備」では印旛沼の一里塚及び水辺拠点整備(9か所)をそれぞれ追加した。
  「防災・安全」は、事業主旨を明確にするため、計画の名称をこれまでの「災害に強い千葉県の河川整備の推進」から「災害に強い千葉県の河川整備の推進(防災・安全)」に変更。事業では、河川事業で鎌ケ谷市が実施する二和川改修事業とダム事業の長寿命化計画策定を追加し、河川事業のうち特定構造物改築事業で長寿命化計画策定、ダム事業で矢那川ダム堰堤改良事業の事業期間を延伸した。
  河川事業の二和川改修は、江戸川圏域総合流域防災事業として事業費17億1800万円で函渠0・47q、用地、護岸0・26q、橋梁(函渠)2基などを実施する。事業期間は2016〜19年度の4か年。また駒込川の改修は、船橋市が利根川圏域総合流域防災事業として事業費3億1800万円で用地、護岸、樋管などを実施する。事業期間は17〜19年度の3か年。ダム事業の長寿命化計画は、17年度に県が片倉ダム長寿命化計画を策定する。
  特定構造物改築事業の長寿命化計画策定は、新規に15か所を追加し、事業期間を15〜16年度から15〜19年度に変更。計画策定の対象区域は、市川市、松戸市、浦安市、千葉市、船橋市、野田市、香取市の7市。事業費は8000万円を見込む。
  ダム事業の矢那川ダム堰堤改良事業は、事業期間の15〜17年度を19年度まで延伸。事業費は1億円で、事業内容はダムコン、放流警報設備更新一式など。
  このほか、新たに点検・整備・更新の計画的実施によりコストを縮減することを成果指標に追加。同計画の事業期間は15〜19年度。事業の追加により全体事業費は289億40000万円となった。
  「防災・安全緊急対策」では、市川市の特定構造物改築事業(高谷川排水機場)の延命措置を追加した。事業期間は16〜19年度の4か年で、事業費2400万円。
  同計画の事業期間は15〜19年度の5か年。事業の追加により同計画の全体事業費は152億4800万円となった。また、成果目標で新たに点検・整備・更新の計画的実施によりコスト縮減の指標を追加。
  一方、河川環境整備の推進では、計画目標に「印旛沼において、『印旛沼流域のかわまちづくり計画(仮称)』に基づき、官学民連携によるソフト施策と連携し、治水及び河川利用上の安全・安心、水辺のアクティビティ・観光促進を推進する」ことを追加。この目標達成に向けて、新たに利根川圏域総合流域防災事業(印旛沼)を加え、県が事業主体となり印旛沼で一里塚及び水辺拠点9か所を整備する。関係市町は佐倉市、成田市、印西市、酒々井町、栄町。事業期間は15〜17年度の3か年。事業費は2億4000万円を見込む。
  同計画の期間は13〜17年度の5か年で、事業の追加により全体事業費は26億9900万円となった。k_times_comをフォローしましょう
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