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　国土交通省岡山河川事務所は25日、旭川水系河川事業効果検討業務をリバーフロント研究所・建設技術研究所設計共同体に委託して開始した。
　旭川右岸の鶴見橋下流にあたる岡山市北区の出石地区は、河岸に住戸などが近接しており堤防が未整備な状況（写真）。大規模な洪水時には、市街地に浸水被害が発生するおそれがあることから、２０１５年度より河川改修事業に着手しており、16年度は堤防整備に向けて用地買収を実施していく予定。
　業務は旭川水系の河川整備計画に位置付けている内山下・出石地区の築堤護岸整備と合わせ、岡山市が進める回遊性向上やまちづくりの視点を踏まえ、水辺のアクセス性および歩行性の向上策を盛り込んだ河川事業計画書案（かわまちづくり計画書素案）について検討を行い、事業効果を検討する内容。基本方針策定に向けた安全度向上策および整備順序などこれからの事業展開についても検討を行うとともに、旭川水系治水事業の再評価と事後評価も包含する。
　主要業務は、旭川出石・内山下地区整備検討、河川事業計画書案作成・河川事業効果検討、今後の事業展開・安全度向上策・整備順序検討、河道モデル構築検討、旭川水系事業再評価および事後評価、費用対効果分析検討など。期限は２０１７年３月24日まで。

（提供：建通新聞社）