日本工業経済新聞社(茨城)
2016/04/27
【茨城】公共事業上半期8割執行
橋本昌県知事は26日、本年度における公共事業費などの施行について「国と歩調を合わせて『促進』とし、上半期末において、予算現額の8割程度が契約済みとなることを目指して、早期執行に努める」と、方針を示した。2016年度の予算現額における対象事業費は2190億円であることから、上半期で1752億円の契約を目指す。
予算現額とは、本年度当初予算と15年度繰越額(15国補正含む)の計。対象事業費とは、公共事業を含む投資的経費のうち、人件費、国直轄事業負担金、ほかの地方公共団体に対する補助金・負担金、現年災害復旧事業費などを除く事業費。
1995年度以降で、上半期における公共事業等の契約率が80%を超えたのは、95年度(80・6%)、98年度(82・2%)、99年度(82%)、2009年度(80%)の4回。
東日本大震災以降は、復旧・復興にかかる予算額が大きかったことから、上半期における契約率は65%前後で推移。昨年度は対象事業費2465・8億円に対し、契約額1289・1億円で、契約率は52・3%だった。