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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/04/22

【茨城】城里町が七会中学校跡地を利活用へ

 城里町は、旧七会中学校跡地利活用構想案をまとめた。サッカーJ2水戸ホーリーホックのクラブハウスおよび練習グラウンドとして整備するとともに、老朽化した七会支所と七会公民館を移転する。本年度当初予算には基本・実施設計費540万円を盛り込み、2017年の着工を目指していく。
 旧七会中(小勝2268―3)は1997年に移転改築し、統廃合により15年3月に廃校となった。施設規模は、普通・特別教室棟がRC造2階建て延べ床面積2758u、屋内運動場がRC造2階建て延べ床面積1639u。
 整備方針には「地域活性化と地域防災の拠点として施設の活用を目指す」を掲げる。行政とスポーツ文化活動の融合を図るため、スポーツ施設の拠点として整備し、ホーリーホックのクラブハウスおよび練習グラウンドとして提供することで、過疎地域である七会地区や町全体の活性化と交流人口・定住人口の増大を目指す。
 校舎はスポーツ棟と行政棟に分け、スポーツ棟には更衣室(ロッカー、浴室)、メディカル室、選手ラウンジ、事務室、スタッフ室、メディア室、ミィーティング室、レストラン(食堂)、ショップ、トレーニングジム、防災資機材庫などを、行政棟には七会支所、七会町民館、会議室、各種講座室、研修室、図書室などを配置。
 防災活動拠点としての機能を保持し、障害者にも対応したバリアフリー化の改修も行う。
 約1万4000uの校庭は天然芝を張ってサッカーグラウンドとし、スプリンクラーや防球ネットの設置を検討する。
 今後は6月ごろにホーリーホックと覚書を締結し、8月ごろには整備実施計画をまとめる。12月議会で必要な予算を措置し、来年1月に入札。事業費は約1億5000〜2億5000万円程度を想定しているようだ。