建通新聞社(神奈川)
2016/04/28
【神奈川】月にサウンディング型市場調査 区民文化センター整備を前提に 都筑区センター北駅前の文化施設用地 横浜市
横浜市は4月28日、都筑区センター北駅前の文化施設用地約1・2fを対象に民間事業者らへのサウンディング型市場調査(対話)を行うと発表した。区民文化センターの整備を前提とした土地の活用方法や事業手法を具体化するため。5月27日の事前説明会・現地見学会を経て7月4〜8日に参加申し込み、7月13日まで資料(事前ヒアリングシート)を受け付け、7月19〜29日に対話を実施する。2016年度内に活用案の検討結果などを公表して事業化につなげる予定だ。
文化施設用地は都筑区中川中央1ノ9ノ1・2の面積1万2036平方b。港北ニュータウン土地区画整理事業で1996年度に換地処分公告された市有地で、市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインセンター北駅の南西に位置する。
地域地区は商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)、第7種高度地区、防火地域。港北ニュータウンタウンセンター北地区地区計画で業務や文化施設などの立地を規定している。現在は「都筑の文化夢スタジオ」のプレハブ建物や隣接する歴史博物館の駐車場、都筑土木事務所の資材置き場がある。
土地活用の前提に掲げる区民文化センターは地域の文化芸術活動拠点として整備する。標準的な規模は専有面積約2800〜3000平方bで、300席程度のホールや音楽ルーム、ギャラリーなどを備える。鶴見・神奈川・港南・旭・磯子・緑・青葉・戸塚・栄・泉の10区で稼働しており、瀬谷と港北の2区が整備中だ。
14〜17年度の中期4カ年計画で「未整備区を対象として検討を進め、再開発等のまちづくりの機運に合わせて、区内にある文化施設や公会堂等他の公共施設の機能を踏まえ、区の特性に合わせて整備」することにしている。
対話では、民間事業者らから▽土地活用のコンセプト、概要▽使用する土地の広さ▽施設建築物の内容(複合施設1館、単独施設を複数など)▽土地の活用方法(購入、定期借地など)▽区民文化センターの整備方法(複合施設内、別棟など)▽区分文化センターの管理運営方法を含めた事業提案の可否―などを聞く。
今回の対話に関する実施要領は市ホームページの文化環境局サイトで入手できる。事前説明会などへの参加は別途、5月18日まで受け付ける。
提供:建通新聞社