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北海道建設新聞社
2016/04/28

【北海道】開発局の16年度工事費総額は1904億円ー4.6%ダウン 

 北海道開発局が2016年度に投じる道路や河川、農業農村整備などの工事費と測量・設計費が判明した。工事費は河川約331億円、道路約918億円、農業約369億円など総額は前年度比4.6%減の1904億3871万円。道路では5号倶知安余市道路共和―余市、227号渡島中山防災、239号霧立防災などに初めて工事費が付いた。測量・設計費は漁港や道路などで伸び、総額は2.5%増の約317億円となっている。
 開発局が公表した16年度事業計画を集計した。16年度新規事業の全体事業費も分かり、229号島牧防災には170億円を試算していることが明らかになった。
 事業別の工事費は、河川が8.7%減の330億8975万円、道路が5.1%減の917億8804万円、港湾が2.7%減の117億4409万円、空港が63.5%増の67億5978万円、農業が2.5%減の369億4350万円、漁港が20.1%減の101億1354万円。
 全体の約半分を占める道路で最も工事費が多かったのは、道横断自動車道足寄―北見の113億5968万円で前年度より29.6%増額した。16年度に開通が見込まれる陸別町小利別―訓子府間(16`)の舗装や15年度に着工した陸別町―陸別町小利別(約20`)の整備を加速させる。このほか、228号函館江差自動車道茂辺地木古内道路に62億9184万円、235号日高自動車道門別厚賀道路に58億3843万円など高規格幹線道路への配分額が多い。
 初めて工事費が付き16年度に着工するのは、5号倶知安余市道路共和―余市、239号霧立防災、227号渡島中山防災、242号足寄橋架け換え、276号緑こ線橋架け換えの5事業となっている。
 河川は、札幌開建の石狩川下流に47.7%減の17億7830万円、千歳川遊水地群に16.4%減の85億8850万円、十勝川に13.3%減の36億7234万円などを配分。
 港湾は、釧路港に1.2%増の40億5462万円、苫小牧港に5.5%減の22億4690万円など。大幅増の空港は、新千歳空港が全体の6割を占める45億9500万円。誘導路新設に15億7320万円、滑走路改良に13億2700万円、エプロン新設に4億8850万円などを配分した。
 測量・設計費の内訳は、河川が2.8%増の96億6823万円、道路が5.1%増の129億6291万円、港湾が11.4%減の11億2698万円、空港が11.3%減の2億9490万円、農業が2.7%減の58億4412万円、漁港が13.8%増の18億4084万円となっている。