トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2016/04/28

【鳥取】県土整備部 鳥取砂丘コナン空港 国内線ビルと国際会館一体化

 鳥取砂丘コナン空港(鳥取市湖山町西)の国内線ターミナルビルと国際会館を一体化させる計画で、県土整備部は27日、基本設計を梓設計大阪支社に委託(委託費410万円)することを決めた。一体化に向け具体的な検討に入り、8月末までに基本構想をまとめる。
 梓設計は過去に同空港・国内線ビルの設計を手掛けるなど、全国の空港設計に実績がある。
 砂丘コナン空港では「羽田5便化」や愛称化により利用者が増加しているものの、出発ロビーが手狭で、飲食・ショップ施設が乏しいといったことが指摘されている。このため、利用頻度が少ない国際会館と併せターミナル機能を強化する。
 一体化計画では、国内線ビル・2階建て3058平方bと、国際会館・2階建て4329平方bを2階から結ぶ約20bの連絡通路部に新たな建物を増築。両施設を連携させて利便性を高めることが柱。
 今のところ、増設部を「賑わいゾーン」に位置づけ、正面ゲートを設けてレストランやショップを拡充して配置することなどがイメージされている。
 今後、策定する基本構想はターミナル機能充実の中身をはじめ、増築規模や施設の配置、事業費などを事前に検討。同部空港港湾課では「検討結果を踏まえて、実施設計に入るかどうか決めたい」と話しており、9月補正をにらみ8月までに次のステップに向かうか判断する。