国土交通省多治見砂防国道事務所は、総延長12・5`の新設道路「瑞浪恵那道路」の事業化区間延長8・2`のうち、一部で未着手だった路線測量をテイコク(岐阜市)に委託した。委託期間は12月20日まで。これで事業化区間内の全ての路線測量、現地測量、基準点測量の委託が完了する。
今後は起点側の瑞浪市土岐津町の予備設計を2016年度上半期に委託する。詳細は未定。また、起点側で延長800b区間の地質調査も公告(5月17日開札予定)しており、ボーリング調査を開始する。
今回、テイコクに委託した測量業務の内容は、瑞浪市土岐町鶴城の用地幅杭設置測量延長500b、瑞浪市釜戸町釜戸の路線、現地、基準点測量延長1170b、同市釜戸町から恵那市武並町までの路線測量延長3240bと現地、基準点測量2120b。
17年度以降は、残る区間の予備設計と地質調査を発注する。設計後は用地測量と物件調査を行い、用地交渉に入る。工事発注や開通時期は未定としているが、リニア中央新幹線の開業時の地域振興に期待されている。
瑞浪恵那道路は国道19号の渋滞、事故、災害リスクなどの課題解決を目的としたバイパス整備事業で14年4月に都市計画決定した。15年度には事業化区間を3工区に分け、基準点測量や地形点測量を委託し完了した。
事業化区間は瑞浪市土岐町から恵那市武並町までの延長8・2`。現在の国道19号の南側を通るJR中央本線の南側に新たな道路を整備する。設計速度が時速60`の第3種第2級道路。幅員は16・25bで4車線となる。
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建通新聞社