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北陸工業新聞社
2016/04/27

【石川】今四半期にも設計委託へ/寺井警察署庁舎移転整備/県警

 石川県警察本部は、寺井警察署庁舎(能美市寺井町リ44番地)の移転整備にかかる基本・実施設計業務について、今四半期中にも委託した上で、年度内の設計完了を目指していく。
 計画によると、既存庁舎(RC造3階建て延べ約1000平方メートル)は狭隘化や老朽化が著しいことから、交通アクセスに優れた主要地方道小松鶴来線沿いの能美市三道山町地内に移転、新築が図られる。敷地面積は約3300平方メートル。
 新庁舎の規模については、総延べ床面積2600平方メートル程度を想定。設計にあたっては、バリアフリー化や災害拠点化、省エネルギー化などに配慮し、来庁者らの利便性を高めるとともに、警察に対する県民の要望が多様化するなか、第一線の職員が積極的かつ的確に職務に邁進できるよう最適な動線にも考慮がなされる。
 同署の建て替えは3か年事業で進められ、1年目となる今年度は基本・実施設計や地質調査などに着手。設計業務の完了を経て、17年度から建設工事に取り掛かり、18年度中の完成を予定している。
 現寺井警察署は1969(昭和44)年3月の完成で、県内12署の中では最も古い庁舎だった。同署には警務、会計、生活安全、地域、刑事、交通、警備の各課を配し、管轄区域は能美市、川北町となっている。
 なお、新庁舎の完成後、現庁舎施設は解体される。

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