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　松山市は、睦月漁港海岸（睦月）と神ノ浦漁港海岸（神浦）で建設を進めている離岸堤建設を８月にも発注する。睦月漁港海岸では消波ブロックの製作・据え付け、神ノ浦漁港海岸では地盤改良工や基礎工などを予定している。また老朽化している漁港施設の延命化を図るため、13漁港で主に鋼板防食などを整備する。
　睦月漁港海岸は、延長２６０�b（１３０�bと１３０�b）の離岸堤を２０１０年度から建設に着手、16年度で事業完了する。総事業費は10億５０００万円。
　延長２６０�bのうち２３１�bが15年度までに完成しており、残る延長29�bの消波ブロック製作・据え付けを一括で16年度に発注する。16年度事業費は１億１３００万円。
　神ノ浦漁港海岸は、延長１６０�b（80�bと80�b）の離岸堤建設と護岸嵩上げ延長１１６�bを13年度から建設に着手、17年度での事業完了を目指している。総事業費は７億５０００万円。15年度までに一部を残し地盤改良工を実施。16年度には残る地盤改良工のほか一部基礎工の発注を予定しているが、地盤改良工発注後の差金により基礎工または消波ブロック工など発注形態を検討する。16年度事業費は１億４３００万円。
　両地区とも１９９１年９月の台風19号と04年９月の台風18号で甚大な被害を受けていた。
　漁港施設の延命化を図るため、水産基盤ストックマネジメント事業として鋼板防食などを実施するのは元怒和漁港、上怒和漁港、津和地漁港、野忽那漁港、二神漁港、睦月漁港、饒漁港、神ノ浦漁港、長師漁港、釣島漁港、高浜漁港、柳原漁港、磯河内漁港の13漁港。係留船舶数が多く国庫補助で整備される。16年度事業費は１億３３００万円。市内には24漁港があり13漁港以外は係留船舶数が国庫補助採択要件を満たしていないため、市単独事業として整備される。

提供：建通新聞社