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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/04/26

【群馬】県伊勢崎土木が本年度の事業概要を公表

県伊勢崎土木事務所(須藤義弘所長)は、本年度の事業概要を明らかにした。主要事業では、東毛広域幹線道路(東毛広幹道)の玉村伊勢崎バイパスで利根川への排水工事などを行い完成を目指す。このほか、管内13橋の補修や県道前橋館林線で進めている電線共同溝新設、男井戸川の改修などで工事を実施する。また、県道藤岡大胡線と伊勢崎都市計画道路・上矢島米岡線の両線では、新線の事業化に向けて準備を進めていく。
東毛広幹道では、県道藤岡大胡バイパスを起点に利根川を渡り、駒形柴町線までのL3・03qを区間とした、玉村伊勢崎バイパスで工事を計画。本年度事業費は、2億7000万円を確保している。工事は、利根川を渡る伊勢玉大橋で、排水に関する工事を実施し、本年度で完了を目指す。
街路事業では、伊勢崎都市計画道路・上矢島米岡線の新設を計画する。同線は、県道伊勢崎深谷線から南へ平塚境停車場線までを結ぶL580m。本年度はこれから地元説明を実施し、事業化に向けて準備を進めていく。
道路改良では、県道笠懸赤堀今井線の拡幅および線形改良を進捗させる。同事業は、桐生市と伊勢崎市の境を起点に、西側へL約500m区間が対象。本年度事業費は、3000万円を確保している。本年度は、交差点部分の舗装をメーンに一部区間で改良工事も実施する。
玉村町角淵などでバイパス新設を計画している県道藤岡大胡へは、事業費1000万円を計上。岩倉橋を起点に県道綿貫篠塚線との交差点までのL2・4qでバイパスの設置を計画。本年度は、新規事業化に向けて調査検討を進める。
河川事業では、男井戸川の河川改修へ1億5000万円を配分。前年度補正でも1億2000万円を計上しているが、こちらについては4月までに発注済みとなっている。同事業は、伊勢崎市豊城町に整備した調整池から粕川に合流するまでのL1890m区間で、河川断面の拡幅を計画。断面を現況のW約2mからW約10mに拡幅するほか、線形も改善する。本年度は、線形改善により残る既存の男井戸川の改良と、一部護岸工事を行う。
交差点改良事業では、県道前橋館林線の境上渕名交差点と、県道伊勢崎新田上江田線の大國神社東交差点の2カ所で事業を進捗させる。
前橋館林線へは、事業費8700万円を配分。同線と県道境木島大間々線との交差点で、全方向へ右折レーンと歩道を新設する。本年度は、西側の完成に向けた工事と一部で用地買収を行う。
伊勢崎新田上江田線へは事業費200万円を計上。本年度は用地補償を実施する。
このほかの事業では、伊勢崎新田上江田線のうち、伊勢崎市境伊与久地内で進めている歩道新設へ5000万円を確保し、用地買収と新設工事を進める。
前橋館林線のうち、伊勢崎市若葉町から連取本町で実施している無電柱化工事には事業費6000万円を配分。1期工区と2期工区に分けて実施しており、現在は2期工区をメーンに工事を行っている。本年度は、電線共同溝の新設をL220mで実施する。
国定停車場線のうち、伊勢崎市東町で実施している冠水対策事業には、1000万円を計上し、引き続き工事を進捗させる。
橋梁補修では◇県道綿貫篠塚線の武士橋◇県道前橋館林線の2号橋◇同線の3号橋◇同線の前田橋◇同線の植蓮橋◇同線の早川橋◇県道伊勢崎本庄線の広瀬大橋◇国道462号の新粕川橋◇県道香林羽黒線の東橋◇同線の小斉橋◇県道足利伊勢崎線の宮前橋◇県道境島村今泉線の豊受橋◇桐生伊勢崎線の天増寺橋−の計13橋で工事を計画。
このうち、◇2号橋◇3号橋◇前田橋◇植蓮橋◇早川橋◇天増寺橋の6橋は、本年度に設計、施工までを実施する。これ以外の橋については、いずれも設計は作成済みとなっており、本年度に工事を行う。
舗装補修では、玉村町下新田などを通る県道藤岡大胡線と玉村町福島などを通る高崎伊勢崎線の2路線で工事を計画している。
藤岡大胡線へは事業費2000万円を計上し、L550mで切削オーバーレイを行う。高崎伊勢崎線では、事業費1000万円を配分し、L220mで路上再生路盤工を行う。