岡崎市は、2016年度の上地新川改修事業として、河道改修とともに「白井田橋」など3橋の架け替えを計画している。河道改修と橋梁架け替えを合わせ1・2工区に分けて工事を進める方針で、1工区は6月、2工区は7月をめどに発注する見通し。10月には付帯工事の発注を予定している。当初予算には工事費として3億円余りを盛り込んだ。
計画によると、1工区は延長151b、2工区は延長62bを予定しており、河道掘削などにより断面の拡大を図る。河川改修に伴う橋梁の架け替えは3橋。いずれもボックス橋(内空4・6b)で対応する。架け替え後は、白井田橋が幅員9b、向郷橋が幅員12b、大唐田橋が幅員6bを見込む。現況はいずれも橋長2b程度のスラブ橋。
また、付帯工事は河道掘削の際、隣接する片岸市道の上面整備などを予定。対象は1〜2工区の延長213b。河川改修に伴う復旧工事として、防護柵の設置や舗装工などを予定している。
上地新川改修事業は、福岡町地内で広田川との合流点を起点に、上流側延長約1100bを事業区間(一部愛知県施行)として計画。市では12年度から改修工事を進めている。上地新川の現況は幅2b、高さ1・5bのコンクリートの三面張り構造。これに対して、改修計画では河道掘削や拡幅などにより、幅4・6b、高さ2・4bの河道断面に拡大する。
同事業では、台風や集中豪雨による流域内の浸水被害軽減とともに、地域の排水能力や生活環境の向上を図る。
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建通新聞社