トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2016/04/25

【新潟】笹ヶ峰ダム改良工事に着手へ/関川用水土地改良推進協が総会/上越

 国営土地改良事業関川用水地区推進協議会(会長・村山秀幸上越市長)は22日、上越市内で16年度総会を開いた。北陸農政局による工事計画の説明や、活動計画の審議などが行われた。
 冒頭、あいさつに立った村山会長は「今年は雪が少なく、渇水が心配されるので、改めてかんがい施設の重要性を認識しているところ。どうかこれからも協力いただきたい」と述べた。
 続いて、北陸農政局柏崎周辺農業水利事業所関川用水農業水利事業建設所の藤井修所長が16年度の工事計画と今後3カ年の実施計画を説明。老朽化が進む笹ヶ峰ダム(妙高市)の改修を中心に、小水力発電施設の新設や幹線用水路の改修などを行うもので、事業期間は14−23年度までの10カ年。総事業費に130億円を見込んでいる。
 16年度は、15年度から始まった小水力発電施設関連工事を引き続き進めるとともに、ダム取水ゲートの改良工事に着手する。小水力発電施設は18年7月1日の運用開始を予定していることから、必要となる取水ゲート関連やダム管理設備(監視制御システム)の改修工事を優先的に実施する、とした。
 議事では、協議会の16年度活動計画や収支予算を原案通り承認。事業促進に向けた農林水産省への要望活動や、受益者を対象とした啓発活動に取り組む。

hokuriku