石川県土木部の16年度実質当初予算(15年度国補正含む)は611億9408万5000円で、ピークである98年度の1691億円と比べると半分以下に、このうち道路予算は375億円で、ピークの99年度の980億円に比べて半分以下に落ち込んでいる。
土木部は道路(農林道除く)や河川、港湾(漁港除く)、砂防、都市計画、公園、県営住宅などを所管し、新幹線や文化施設、学校、送水管、太陽光発電などは他部局が受け持っている。98年度以降、県全体予算が増減する中でも、土木部予算は11年度まで、道路予算も10年度まで下げ続けた。12年12月に第2次安倍内閣が発足し、幾分持ち直したものの、ピーク時の半分以下にも届かない状況で、県内建設業にとって依然厳しい環境が続いている。