福井市中央1丁目のJR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」の竣工式が21日、同施設内の多目的ホール「ハピリンホール」で開催され、地権者、市や県の関係者など150人が参加、完成を祝った。
事業主体となった「福井駅西口中央地区市街地再開発組合」の角原馨理事長は「福井国体や北陸新幹線の県内延伸に向けて、県都の玄関口におけるおもてなし拠点として、にぎわいを創出することにより、福井の発展に貢献してほしい」とあいさつ。
続いて、東村新一福井市長が「ハピリンを拠点とした、中心市街地全体の発展によるにぎわいが、県内に広がっていくよう盛り上がってほしい」と期待を込めた。
その後、ハピリンの名付け親となった谷出憲一氏の表彰や、工事関係者への感謝状の贈呈が行われた後、出席者は館内の見学を行った。
ハピリンは13年9月に着工し、地上21階地下2階建て。1・2階の商業施設「ハピリンモール」には市観光物産館「福福屋」や、飲食店などが出店する。
また、3階から5階はドームシアターを備える「セーレンプラネット」や市の施設などで、6階以上はマンション。約1000平方メートルの屋根付き広場ハピテラスは多様な活用が期待されている。
総事業費は137億円で、グランドオープンは28日。