日本工業経済新聞社(山梨)
2016/04/21
【山梨】リニア環境未来都市整備方針策定へ
県リニア交通局は、2016年度の重点施策を後藤斎知事へ提出した。リニア環境未来都市の整備では、整備方針を下半期に策定。リニア中央新幹線の建設促進では、計画的な用地取得へ沿線住民との丁寧な用地交渉を進める。
リニア環境未来都市は、リニア新駅が設置される甲府市大津町の周辺とその近郊に、環境との共生や新たなライフスタイルが展開するエリアとして整備を構想。15年度から有識者などによる検討委員会で具体的な協議を行っており、16年度も委員会を開催し、上半期に提言を受ける。整備方針は下半期に策定する。
リニア用地事務所が担当している用地取得では、JR東海と沿線市町などが実施する道水路の付替協議への支援、物件調査の監督および不動産鑑定評価の実施、沿線住民に対する丁寧な対応と用地交渉の実施によって、計画的な用地取得を推進する。
そのほかの重点施策では、県内バス交通ネットワークの再編・整備で計画案を作成し、パブリックコメントを経て整備計画を策定する。