仙北市企画政策課は、計画している統合庁舎整備に関し、用地取得の条件が整えば6月議会に市役所の位置を定める条例の改正案を上程する方針だ。条例が認められれば建設費や建設調査費などの計上に向かう見通し。今月20日からは角館駅前案の計画などを説明する住民説明会を、庁舎建設特別委員会の委員と役所関係者が各地域で開催している。
計画は、現在の分庁舎方式(田沢湖・角館・西木)を解消し、本庁舎方式への一元化を基本とするもの。市では、田沢湖・西木庁舎の改修も含めたすべての整備を平成33年3月までの完成を目指している。先に行われた2月定例会では、「新市建設計画の変更に関する議案」が可決されており、統合庁舎整備の合併特例債充当や特例債発行期限の5年間延長が認められている。
新庁舎の建設地は角館駅前を検討。同案は人口が集中する角館町の中心部で駅前という立地や、公共交通機関の利便性などがメリットとして立案された。庁舎は重量鉄骨造、延べ床面積約5,500uとする予定で、総事業費は約27億円に抑える計画。
秋田建設工業新聞社