宮崎建設通信社
2016/04/21
【宮崎】わかあゆ支援学校跡地に「子どもの城」整備 延岡市
子育て支援の充実などを目的に、延岡市は平成24年に閉校した県立延岡わかあゆ支援学校の跡地に「(仮称)こどもの城」を整備する計画を明らかにした。市の28年度当初予算には、施設整備に係る基本構想・基本計画策定業務委託料として1000万円が盛り込まれており、策定支援に係るコンサル業務を外注する。専門家や関係者などの意見を聴きながら、今年度に新施設の基本構想及び基本計画をまとめる。
市が今年度から新規着手する「(仮称)子どもの城」整備事業は、育児に関する相談や子育て家庭の支援、発達に関する相談、発達障がいの疑いなどを早期発見する機能のほか、自然体験・子どもの遊び場・交流機能などの子育てに関する幅広い総合的な機能を有する新しい子育て支援の拠点施設を整備するもの。
「(仮称)子どもの城」整備事業に関しては、まち・ひと・しごと創生法に基づき、人口減少と地域経済縮小の克服に向けて市がまとめた「延岡新時代創生総合戦略」の中で、結婚・出産・子育て支援プロジェクトに於ける主要施策の一つに位置付けられており、平成31年度の施設利用者数目標値を延べ3万人と設定している。
拠点施設の整備場所は、閉校から3年以上が経過し、跡地の有効活用が課題となっていた県立延岡わかあゆ支援学校(松山町1番地1)の敷地を予定。現在も旧校舎などの建物が残っており、土地と建物は県が所有する。現時点の計画では、既設グラウンドの敷地を活用して拠点施設を整備する方針。
市の28年度当初予算には、「(仮称)子どもの城」整備事業として1000万円が盛り込まれており、施設整備に向けた基本構想・基本計画策定に必要となるコンサル業務を外注する。発注方式や時期は現時点で未定。市は、専門家や有識者、地元関係者など各方面の意見を聴きながら、今年度中に基本構想及び基本計画をまとめる考えでいる。