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建通新聞社
2016/04/21

【大阪】公衛研の旧健康科学Cへの移転 一時凍結

旧健康科学センター・成人病センター研究所ビルを改修し、府立公衆衛生研究所(公衛研)などを移転する計画が一時凍結されることになった。4月19日に開かれた第3回副首都推進本部会議で、公衛研と市立環境科学研究所(環科研)の統合について議論が始まり、両施設の一元化も含めて、施設の在り方を検討していくことになった。
 当初の計画では、旧健康科学センター・成人病センター研究所ビル(鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ1万9711平方b)を改修し、5〜13階部分に公衛研の機能を移転する予定だった。府では2015年度、改修工事に向けて基本・実施設計を安井建築設計事務所(大阪市北区)に委託。16年度末までに設計を完了し、17年度に着工するとしていた。
 公衛研と環科研の統合計画をめぐっては、ことし3月の市会で環科研廃止条例など関連議案が可決。統合に向けた環境が一気に整った。法人の具体化と統合のメリットを最大限発揮するため、施設の在り方について検討を進めることにした。会議で示されたスケジュールでは、施設の規模や機能は今秋をめどに方向性を固める。9月議会に施設関連議案を上程し、基本構想・計画に移行する考えだ。法人化については、17年4月の法人設立認可を目指している。

提供:建通新聞社