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大分建設新聞社
2016/04/21

【大分】各所で落石被害、別府・由布市の被災地を見る

 14日から続く地震の影響で別府市、由布市でも落石や瓦の落下、道路の亀裂などの被害が相次ぎ、観光客の姿もまばら。20日、被災現地を見た。
 別府市明礬地区では、多くの旅館などで瓦が落下し、ブルーシートで屋根が覆われている。また、道路に面した家屋のブロック塀が倒れかけており、道路には亀裂がみられる。同市職員が市内全域で被災状況を確認している状態だ。観光客の姿はほとんど見られず、臨時休業している大型店もあった。
 由布市湯布院町でも観光客の姿はあまり見られない。現在も通行止めが続く別府湯布院線の川上地区では、道路に長さ20〜30bの亀裂が入っており、ビニールシートで覆われている状態。また、道路沿いの民家でも落石があり、県が危険防止などの応急措置をしている。
 別府湯布院線下方の金鱗湖周辺でも落石が相次いでいる。金鱗湖近くで民宿を営む女性は「道路からの落石があり、大変危険な状態で不安。県や市からの説明もなく、現状がよくわからない。早急な説明と対応をお願いしたい。雨も心配です」と話していた。

提供:大分建設新聞社