倉敷市環境施設課は、新ごみ焼却処理施設の建設を計画しており、基本計画を策定するための委託費を2016年度6月補正予算に要求する。
建設候補地は、倉敷市玉島乙島(E地区)の玉島下水処理場南側の市有地。必要な敷地面積は3fで、将来の建て替え用地を考慮し約6fを確保する。
同市の可燃ごみは、水島清掃工場、倉敷市・資源循環型廃棄物処理施設(水島エコワークス)、倉敷西部清掃施設組合清掃工場(倉敷西部清掃工場)、総社広域環境施設組合廃棄物処理施設(吉備クリーンセンター)の4施設で焼却処理を行っている。
このうち、水島エコワークスは24年度でPFI事業契約が完了。倉敷西部清掃工場は、25年度以降に新施設で処理することとしており、24年度までに両施設を統合した新ごみ焼却処理施設を建設する。
新施設建設には基本計画、環境影響評価、設計・建設など、試運転後の安定稼働までに最短で約10年の期間が必要となることから16年度に基本計画策定に着手する。
なお、発生する焼却灰は埋立処分しないことを基本方針としている。
(提供:建通新聞社)