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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/04/19

【山梨】プロポ視野に検討 山梨市の給食センター基本設計

 山梨市は本年度、学校給食センターの設計に取り組む。当初予算では事業費に6437万円を対応。公募型プロポーザル採用の方向で検討している。
 計画される同センターは県果樹試験場跡地(A6995u)を建設地として、およそ3000食を賄う規模が考えられている。用地は、長方形に近い良好な形状で、県有地であるため安価での購入(当初予算には費用1995万円計上)が可能。加えて落合正徳寺線の開通によりアクセス向上が図られる点により選定されている。
 用地購入に関しては、県に対し昨年11月に譲渡申請書を提出し調整を進めているところで、設計の発注は公募型によるプロポーザル方式が有力。年度内に実施設計まで完了させたい意向から、年度前半には動きが見られそうだ。
 同地を候補地にしたセンター化への移行は3年前にも浮上。委員会を組織するなどして検討を重ねたが、議員の意見集約や保護者への説明に時間を割き、昨年度の基本構想策定に至っている。
 県内では、甲州市(延べ約1600uで2200食)や南アルプス市(延べ約3013uで4600食)、富士吉田市(延べ約3400uで5000食)が過去5年の間に給食センター建設に取り組んでおり、県外では、3000食を想定した施設規模分析で延べ1666uを目安とした自治体もある。