中津川市は、2017年度の本体着工を目指す「新衛生センター」建設事業で、16年度は準備工事2件を行う。工事は建設地の造成を4月中に、施設への進入路とする橋梁の架設を早ければ10月に発注する方針だ。
建設地は、福岡11223ノ1にある福岡クリーンセンター横(松島川対岸)の敷地面積約7000平方b。敷地造成、施設建設は松島川に仮設橋を架けて施工する。
進入路用の橋梁は鋼橋で、橋長約28bを計画している。
新衛生センターは、市内で発生するし尿と浄化槽汚泥・農業集落排水汚泥などを処理する中津川市衛生センターと中津川市恵北衛生センターの老朽化が著しいため、2施設を統合し新設する。
規模は1200平方b以上を想定しており、処理方式は浄化槽汚泥対応型とする。処理能力は1日当たり6万6000g(し尿1万8000g、浄化槽汚泥4万8000g)。
また、新衛生センターの建設後、同施設に隣接する形で汚泥や下水道汚泥を処理する汚泥乾燥施設の新設を計画している。
関連する設計などは、松島川に架ける橋梁の詳細設計を中央コンサルタント岐阜事務所(岐阜市)が9月19日までの納期で進めている。建設地の造成設計はダイシンコンサルタント(中津川市)、施設の基本設計は中央技術研究所(岐阜市)が担当した。
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建通新聞社