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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/04/19

【群馬】2016年度事業概要公表

県高崎土木事務所(桑原幸治所長)はこのほど、2016年度の事業概要を明らかにした。県が掲げる7つの交通軸構想の一つ、西毛広域幹線道路(西毛広幹道)の高崎西工区と高崎工区を中心に、コンベンション施設周辺道路の用地買収、県道前橋安中富岡線三ツ寺交差点の改良工事、県道寺尾藤岡バイパスの用地買収などを推進する。
【西毛広幹道・高崎西工区】
箕郷町下芝〜下里見町地内までの延長4・7kmの整備を実施。昨年度末での進捗率は61%を達成した。用地買収と文化財調査、設計、構造物の建設などをメーンに進めていく。構造物では、榛名区間で初めて烏川橋梁の橋脚の発注を行う見通しだ。榛名白川橋梁は左岸の橋台建設のために用地買収を進める。小堀川橋梁は昨年度のP3橋脚の発注に引き続き、P2とA2の発注を行う予定だ。
【西毛広幹道・高崎工区】
高崎市棟高町〜箕郷町下芝地内までの延長3・15kmの整備を行う。現在、道路と跨線橋の予備設計などを行っている段階。同工区の主要な構造物は、上越新幹線跨線橋、天王川橋梁、東谷川橋梁、大清水川橋梁、井野川橋梁などがある。跨線橋は、25〜30m級の構造物となることが想定される。
【吉井北通り線】
国道254号のバイパス的な役割を果たし、吉井町の東西を結ぶ主要幹線道路。延長1500mで富岡バイパスと県道高崎神流秩父線を結ぶ。本年度は、残りの延長860mの着工を目指し用地買収、文化財調査を進める。
【寺尾藤岡線バイパス】
高崎市と藤岡市を結ぶ都市間連絡道路で、上信越自動車道藤岡ICへのアクセス道路として整備する。根小屋交差点から鏑川を渡って市道中上大塚線までの延長2・7km(内1・9kmが高崎管内)。本年度は、用地買収を進め、流末排水路の整備を実施する計画だ。順調に進めば一部道路工事の着手を目指す。
【県道前橋長瀞線】
高崎市綿貫町〜岩鼻町地内までの延長約2kmの4車線化と歩道整備を実施する。慢性的な渋滞解消と通学児童の安全確保を図る。本年度は、早期着工に向けて用地買収を進める。
【榛名南麗2期地区榛名工区(フルーツライン)】
高崎市上室田町〜中室田町までの延長2kmの区間。昨年度までに延長500mが完成した。現在は滑川橋梁の詳細設計を実施。本年度は、残りの延長1500mの用地買収を進め、準備の整った箇所の道路工事を行う。
【コンベンション周辺道路整備】
高崎競馬場跡地へのコンベンション施設建設に伴い、周辺道路の整備を行う。コンベンション施設北口線は、延長188mで、幅員27m。競馬場通り線は、延長778mで、幅員15〜25mに整備する。施設来訪者による周辺への影響緩和や渋滞抑制を図る。本年度は用地買収を進める。
【県道前橋安中富岡線】
高崎市三ツ寺町地内の県道前橋安中富岡線と県道高崎渋川線が交差する、三ツ寺交差点の改良工事を行う。これまでに県道高崎渋川線側と県道前橋安中富岡線東側の整備は完了している。本年度は準備が整い次第、同交差点西側で延長100mの着工を目指す。発注は上期末ごろを見込んでいる。
幅員16mで両側に歩道を整備し、年度内の完成を目指す。慢性的な渋滞緩和と歩行者の安全確保を図る。