福井市は16年度当初予算で、下水道事業における管渠建設事業として29億3000万円を計上した。都市の健全な発展および公衆衛生の向上に寄与し、併せて公共用水域の水質保全に資するため、下水道管渠およびポンプ場の整備を行うほか、浸水被害の軽減を図るため、明里バイパス管および浸水対策関連施設の整備などを実施する。
まず管渠では汚水関連で、▽森田(区画整理内)▽東藤島(大和田町、上中町)▽文殊(下細江町)▽清明(杉谷町)▽中藤島(新田本町外)▽六条(下六条町・下莇生田町・天王町)▽東郷(円成寺町、脇三ケ町外)▽麻生津(安保町・冬野町、上江尻町、真木町)|各地区で延長約12・5キロ(管径75〜300ミリ)の工事を実施するとともに、▽六条(上莇生田町)▽東郷(円成寺町外、栃泉町)▽東藤島(林藤島町)|各地区で詳細設計業務を、また、一乗地区(城戸ノ内町)では事業手法検討調査等業務を委託する。
一方、雨水は明里バイパス管整備工事をはじめ、足羽浸水対策工事(圧送管、マンホールポンプ)、大願寺浸水対策関連施設整備工事ほかを実施する方針だ。
ポンプ場については、加茂河原ポンプ場で更新に伴う用地取得ほか、大瀬ポンプ場では汚水ポンプ増設工事を予定。