建通新聞社四国
2016/04/19
【愛媛】設備更新を今秋発注へ 松山市総合コミセンT期最終段階
松山市は、総合コミュニティセンター設備改修の2016年度工事を冬場の閑散期に施工するため、秋ごろ発注する。16年度はLED照明への器具交換やトイレの洋式化、外壁改修、エレベーター1基改修を行い、14年度から実施しているT期工事(体育館、研修棟、文化ホール)の改修を完了させ、17年度から2カ年で企画展示棟とこども館のU期工事に着手する方針。
総合コミュニティセンターは体育館棟、研修会議棟、企画展示棟、こども館の4棟で構成されており、築後約30年が経過し老朽化が進んでいることから設備などの大規模更新を行うこととなった。対象は受変電設備、中央監視装置、空調設備、給排水設備、消火設備などが中心。設計は桂設計(東京都新宿区)が担当した。
改修は、14年度から16年度までの3カ年をT期工事として17年の国体で使用される体育館棟と研修会議棟に着手。3カ年の総事業費は18億3000万円。16年度には1億8700万円で仕上げの設備更新を行う。
T期工事の施設規模は、体育館棟が鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上3階建て延べ1万3979平方b、1984年10月竣工。体育館のほか温水プールを備える。
研修会議棟が鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上3階建て延べ2万3320平方b、86年12月竣工。文化ホールや研修会議室、図書館がある。
U期工事として設備改修を行う企画展示棟とこども館は、コミュニティセンターの西側に位置し、企画展示棟が鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上4階建て延べ1万0569平方b、87年3月竣工。各種機能を備えた貸しホールとして産業展示や商品のPR販売、文化的な展示、講演会、パーティーなどの多種多彩に利活用されている。
こども館は鉄筋コンクリート造2階建て延べ3900平方b、86年12月竣工。プラネタリウムを備えたコスモシアターやさまざまな玩具や遊具、工作コーナー、親子教室などがある施設。
場所は湊町7ノ5。