全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　神奈川県企業庁は「水道スマートメーター」を、「箱根地区水道事業包括委託」事業者の箱根水道パートナーズ、パートナーズの中心企業であるＪＦＥエンジニアリングと共同研究する。２０１６年度予算にスマートメーター設置の試行工事費用５００万円を計上した。
　共同研究では、水道スマートメーターによる計量を行い、通信環境が困難と思われる山間部エリアでの通信安定性を確認。既設水道メーターの検針結果との比較による検針精度の検証などを行う。
　企業庁がスマートメーターの設置工事、無線基地局設置場所を提供。ＪＦＥエンジニアリングがスマートメーターから得られるデータの分析や全体調整を実施。箱根水道パートナーズが顧客などからの問い合わせに対する。
　スマートメーターは、検針・料金徴収業務に必要な双方向通信機能などを有した電子式メーター。検針業務の効率化や高齢者への見守り支援サービスへの応用など、さまざまな分野での活用が期待される。電力・ガス分野では開発・研究が進んでいるが、水道分野が遅れている状況。
　各自治体の取り組みが開始されており、県内自治体でも、横須賀市と第一環境による共同研究が始まっている。
　提供：建通新聞社