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　筑後川河川事務所（富岡誠司所長）はさきに、管内の28年度当初予算概要を発表した。総額は１０１億１３１０万円（前年度比約７％減）。筑後川関連事業は12事業で、うち県内関連事業は日田市の次の２事業が決定した。
▽筑後川支川庄手川の河川改修促進（庄手川洪水対策）
　堤防整備などにより、水害に対する安全度向上のため、筑後川との合流点〜２・５�`付近の用地補償、堤防整備、樋管改築、横断工作物改築などをする。
　28年度は用地補償などを予定しており、予算額は２億２８００万円。
　庄手川周辺は、近年宅地化が進んでいるが、堤防の断面や流下断面は不足しており、洪水により浸水した場合は甚大な被害の恐れがあるため、洪水を安全に流下させるために堤防整備などを行う。
▽花月川直轄河川激甚災害対策特別緊急事業の促進（平成24年７月出水対応）
　筑後川との合流点〜８・７�`の堤防整備、河道掘削、横断工作物改築、用地補償などの事業をする。
　28年度は堤防整備、横断工作物改築、用地補償などで、事業費予算は12億６７００万円。
　花月川は24年７月３日と14日の洪水で、堤防２ヵ所の決壊と河川の至るところで越水した。特に３日の洪水は、８３５戸の家屋が浸水するなど甚大な被害が発生。浸水被害の軽減を図るため、堤防整備と横断工作物の改築などを行う。　　

提供：大分建設新聞社