滑川市は16年度、駅前住宅跡地および中滑川駅前用地の市街地再開発に向け、地元団体や関係者らで構成する協議会を立ち上げ、今後の利活用策を探る。当初予算に駅前再開発事業調査費100万円を計上している。
辰野地内の駅前住宅は、あいの風とやま鉄道滑川駅の北東に位置し、RC造4階建ての集合住宅3棟(計64戸)で構成。老朽化が著しく、サンコーポラス上小泉2、3号棟への機能移転が完了している。今年度に1億670万円を投じて、用途廃止の認可後、3棟を取り壊す。敷地面積は約4000平方メートル。
中滑川駅前用地(田中新町地内)は、富山地鉄中滑川駅前の旧JAアルプス滑川農協会館跡地など、敷地面積は約7444・39平方メートル。15年度市議会12月定例会で用地取得済み。
市の玄関口である滑川駅と中滑川駅の両駅前周辺が、誰もが親しみを感じ、魅力と潤いのある快適な都市環境となるよう、整備内容や手法などを検討していく考えだ。